大量の仮想通貨の移動を感知するとアラートをツイートしてくれるWhaleAlert。
個人利用でも使えるAPIを提供しているので試してみました。
個人利用には無料版と有料版があり、1分間のリクエスト数、検知できる移動金額、取得できるデータの範囲が違います。
個人利用での無料版と有料版の違いを表にまとめました。
無料版 | 有料版 | |
リクエスト数 | 1分で10リクエスト | 1分で60リクエスト |
検知できる 移動金額 |
500,000ドル以上のトランザクションを検知 金額変更不可 |
100,000ドル以上のトランザクションを検知 金額指定可能 |
取得できる履歴 | 60分前 | 1日前 |
利用するにあたって、会員登録をしてAPIで利用するAPIキーの取得が必要です。会員登録後のマイページで取得できます。
リクエストと応答フォーマット
リクエストはGETで投げます。下記のAPIは「transactions」なので対象のトランザクションを全て取得してきます。下記のリクエストフォーマットをブラウザURLに貼り付けてもデータ取得できます。
//リクエストフォーマット https://api.whale-alert.io/v1/transactions?api_key=自分のAPIキー&min_value=500000&start=UNIXタイムスタンプ
データはjsonで返ってきます。
データがなければ、下記のようなフォーマットが返ってきます。「count」が0なのでデータなしと判別できます。
//データなしの場合 {"result":"success","cursor":"0-0-0","count":0}
データがある場合のフォーマットは、「count」が増えます。
//データありの場合 {"result":"success","cursor":"bca503b-bca503b-5d0b0e79","count":1,"transactions":[{"blockchain":"bitcoin","symbol":"btc","id":"197802129","transaction_type":"transfer","hash":"987caf6d14aad8f30fae632735243769d903c5aaf5a5752497f5442103b65d76","from":{"address":"1GoC1B4GWdbnwzpCFNxqDb2zSL9UzQnwrW","owner_type":"unknown"},"to":{"address":"1H4o9Mh7HyjPa46z4vtv7J8yzaK5RY4bXR","owner_type":"unknown"},"timestamp":1561005588,"amount":69.42331,"amount_usd":646587.4,"transaction_count":1}]} //取得できるデータのサンプル //blockchain:bitcoin //symbol:btc //id:197802172 //transaction_type:transfer //hash:2ba48a1f39c41faa0fc7e356fb6f3f6373f8d2f175d21e6ae7555dcc51d6d649 //from:array(address owner_type) //to:array(address owner_type) //timestamp:1561005588(int) //amount:58.107414(float) //amount_usd:541194.6(float) //transaction_count:1
動作サンプル
50分前のデータから取得して表示させています(500,000ドル以上のamount_usdであれば表示)。
[whale_infomation]
まとめ
個人で試しに利用するのであれば、無料で十分なのですが、取得できるデータが500,000ドル以上の部分が指定できないので、小さいものを検知できません。
時間があればクーロンを使って定期的に取得して表示までを試してみたい。