CMEの建玉明細グラフによるビットコイン先物状況|20200428

CMEが提供している建玉明細(COT/Commitments of Traders)ツールを使ってビットコイン先物のデータを確認。
2020年4月28日までの集計データです。
※()内の数値は前回の4月21日の集計データです。

■オープンインタレスト
4月28日時点のオープンインタレストは、「6111(5648)」です。

<オープンインタレストについて知りたい場合>
先物の指標、オープンインタレストで投資家の動きが推測できる

■ディーラーポジション
ロングポジション数は、「53(38)」。
ショートポジション数は、「30(0)」。
※ロングが増加。ショートが追加。

■機関投資家ポジション
ロングポジション数は、「324(218)」。
ショートポジション数は、「35(316)」。
※ロングがショートの9倍以上、ショートは大幅減少。

■レバレッジファンドポジション
ロングポジション数は、「2024(2394)」。
ショートポジション数は、「3379(3026)」。
※ロング、ショートともに増加。ショートは増加傾向。

■その他の報告義務のある投資家ポジション
ロングポジション数は、「1233(759)」。
ショートポジション数は、「1784(1600)」。
※ロングが減少、ショートがロングの倍程度に増加。

■報告義務なし投資家ポジション
ロングポジション数は、「2011(1973)」。
ショートポジション数は、「417(440)」。
※ロングが増加、ショートは微減少。

CMCビットコイン価格動向

4月26日~5月3日までのビットコイン価格。
CoinMarketCapを見ると4月26日は約7,600ドルではじまり、4月30日に9,422ドルまで一気に上昇。
5月1日には一旦8,575ドルまでもどして、5月3日には回復して現在は約9,150ドルまでまた上昇中。
ビットコインドミナンスは65.6%(63.9%)。

ビットコイン価格動向とCMEビットコイン先物比較

4月24日のCMEビットコイン先物SQ前に少し調整したものの、その後は上昇。いつものCMESQとは違う展開でした。OIが6000台に回復しているのを見ると、コロナなのか半減期なのかわかりませんが、ビットコインに興味が戻りつつあるように見えます(ドミナンスも上昇)。
機関投資家はロング一択。このセンスがすごい。5/1には100万円到達しているので利益がでているはず(いったん利確したかな)。レバレッジファンドは、逆にショートがやや増加傾向にあるので、半減期後の下落に向けて仕込みはじめ?
バイナンスのビットコイン半減期カウントダウンでは、半減期まで8日と22時間なので、5月12日あたり。

【CMEのCOTについて】
各取引機関から毎週火曜日の取引終了後(水曜日まで)に報告されたポジションなどの情報を集計して、毎週金曜日の午後(日本時間の土曜日5時頃)の取引終了後に公表しています。
※そのため1週間程度遅れたデータを見ている点に注意が必要です。

参考:CMEのCOTグラフCoinMarketCap(ビットコイン)

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