Bitmain社の第3四半期の財務状況がツイッターユーザーによってリークされました。
それによると、
Bitmain社の第3四半期は、在庫とビットコインキャッシュを含めて7億4000万ドルの損失。これは、ハッシュ戦争分は計上していないというものです。
Bitmain社は特に何も発表していないため、真偽の程は定かではありませんが、CCN(※1)によれば、Bitmain社は少なくとも約1億BCHを持っていたといっていたので、分裂後のビットコインSVをもらったとしても、ハッシュ戦争前のビットコイン価格の5万から、現在の1万への下落はかなりの痛手だったと考えられます。
さらに、6日には、UnitedCorpが、ビットコインキャッシュネットワークのハイジャックをしたといって、Bitmain、Bitcoin.com、ロジャーバーなどを相手取り、損害賠償請求を行うと発表しています。踏んだり蹴ったりのビットコインABC。
一方、ビットコインSVは、6日のUnitedCorpの発表以降価格が上がっています。CSWがさんざん言っていた、「デジタル通貨の価値は利用されること」ということをユーザーもようやく理解し始めてきたのかもしれません。
ABC側の価格が大きく下落したわけでもないので、ABCユーザーがSVに移動しているというわけではなさそうです。直近いくつかのプロジェクトがSVを利用すると発表しましたが、それほどインパクトのある採用事例とは言えません。そうなると、現在の価格上昇は、期待感で価格があがっているのかもしれません。もしそうであれば、価格の上昇は一時的なもので、今後も上昇していくわけではないかもしれません。
また、ETFも延期となり仮想通貨市場は40万を割り込んできました。まだまだ、苦難の時期が続きそうだと感じました。
参考(※1):ccn