ビットコインETFの申請が承認されれば、ビットコインの価格に大きく影響するということはよく言われることですが、どのような商品で、何が顧客にとってよいのかを再確認してみようと思います。
ETFがわかれば、ビットコインETFは簡単にわかります。あなたはETFがどういうものか、説明できますか?
ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、日本では「上場投資信託」と言われます。つまり、株式で交換売買(Exchange Traded)できる投資信託(Fund)です。
投資信託なら証券会社で売買できるじゃん!と思ってしまいますが、通常の投資信託は株式市場で売買することはできません。しかし、ETFは、株と同様に市場で売買することができるのが特徴です。
株、ETF、投資信託をまとめると下記のようになります。
株 | ETF | 投資信託 | |
株式市場 | 購入できる | 購入できる | 購入できない |
値動き | 企業により異なる | 指標に連動 | 投資対象により異なる |
売買 | 短期売買可能 | 短期売買可能 | 短期売買不向 (4営業日程度かかる) |
指標に連動するのがETF
ETFは、特定の指標に連動するように運用されます。
例えば、よくある日経平均に連動したETFは、読んで字のごとく、日経平均に連動するように運用されて、株で購入できる投資信託です。日経平均に連動するため、ETF(投資信託)が運用する商品は、日経平均で使われている株式銘柄などになります。
では、ビットコインETFはどういう商品かというと、ビットコインに連動するように運用され、株で購入できる投資信託ということになります。そして連動するのがビットコインとなるため、ETF(投資信託)が運用する主な商品は、ビットコインになります。
アメリカの有名なアセットマネジメント会社VanEckが米国証券取引委員会(SEC)に提出しているビットコインETFは、ビットコイン先物に投資してナスダックで取引できるように計画しています。