米証券取引委員会(SEC)投資家教育支援局が偽ICOサイトを作成。
注意したほうがよいICOのポイントを教えてくれています。
■偽ICOサイト:howeycoins
http://www.howeycoins.com/index.html
■偽ICOサイトの注意ポイント
https://www.investor.gov/howeycoins
SECがあげている注意ポイントは5つ。
1.CLAIMS OF HIGH, GUARANTEED RETURNS(高い、保証されたリターンをうたっている)
2.CELEBRITY ENDORSMENTS(有名人の推薦)
3.CLAIMS OF “SEC-COMPLIANT”(SEC準拠をうたっている)
4.INVESTING WITH A CREDIT CARD(クレジットカードで投資可能)
5.PUMP AND DUMP SCAMS(虚偽の情報操作:風説の流布)
例えば、偽ICOサイト代表:Telegram ICO
https://ico-telegram.org/
※このサイトはテレグラム(Telegram)の偽ICOサイト※詐欺サイトです。他にも偽Telegram ICOサイトが乱立しているので注意しましょう。
※記事執筆時2018/05/20に、プライベートで17億ドル調達したので、パブリックのTelegram ICOはないといわれています。
この詐欺サイトでは、ホワイトペーパーあり、TONの動画あり、チームメンバーに実際のTelegramメンバーがのっている、またベンチャーキャピタルやICOのレーティングウェブサイトのロゴがのっています。またURLもtelegramとついているため、信じてしまいそうになります。
では、上のSECの注意点に合わせてチェックしてみます。
1の高いリターン。リターンではありませんが、すごいディスカウントです。
public preICO discount: 45% from ICO base price
2~4はなく、5の虚偽の情報操作。
ボーナス期間終了のカウントダウンや、SOLDアウトしたトークンがあるとわかるようなバーやTelegramのメンバーやプレスやお問い合わせ用のメールアドレスなど、安心させつつさらに投資をあおるような仕組みがついています。ちなみに、このカウントダウンは、0になるとまた時間が加算されて、またカウントダウンが再開されます。
なるほど・・・これはばっちりSECの条件にあてはまる詐欺サイトですね!
って・・・言われればわかりますが、どこからどこまでが本当なのかは、正直わかりません。
どれもあたりまえすぎることなので、実際にICOサイトでは購入してもらうために、SECの注意ポイントのどれかに当てはまるようなことを言っている可能性が高く、これで判定しているとすべてのICOが詐欺サイトになってしまいます。虚偽判定のポイントはどこなのかというのは、ある程度自分で調べるしかなさそうです。
詐欺サイトにあわないための調査方法などは別途記事にしていこうと思います。