初心者でも簡単に銘柄選定ができる「チャート形状銘柄検索ツール」

どのように株の銘柄を選定すればいいのか分からない。簡単に銘柄選定できる方法はある?

初心者でも比較的簡単に、株の銘柄選択ができるのがSBI証券の「チャート形状銘柄検索ツール」を使った方法です。

市場の局面を確認しつつ、チャートの形状から銘柄を選ぶことができるのでとても便利です。

SBI証券の「チャート形状銘柄検索ツール」を使った銘柄選定方法を紹介します。

目次

初心者でも簡単に銘柄選択できる「チャート形状銘柄検索ツール」

SBI証券の「チャート形状銘柄検索ツール」は、SBI証券に口座を開設すると誰でも無料で使うことができます。

パソコンに専用アプリをインストールしなくても、ウェブサイトから利用できます。

「チャート形状銘柄検索ツール」の起動方法は?

「チャート形状銘柄検索ツール」は下記の手順でSBI証券のサイトから起動できます。

メニューの「国内株式」をクリックして、画面を下にスクロールします。銘柄検索の「チャート形状銘柄検索」をクリックします。

次に表示された画面で「いますぐ、利用する」をクリックします。

すると「チャート形状銘柄検索」が別ウィンドウで起動して表示されます。

初心者でも簡単に銘柄選択できる「チャート形状銘柄検索ツール」の基本

「チャート形状銘柄検索ツール」では、市場を25通りのチャートに分類して表示しています。どの銘柄もどれかのパターンに当てはまります。

このツールを使った「銘柄検索」は下記の手順で進めていきます。

  • 市場の動向を確認する
  • その市場の局面に応じた戦略をたてる
  • チャートの形をクリックして銘柄を確認する

「チャート形状銘柄検索ツール」を使った市場局面の確認方法

「チャート形状銘柄検索ツール」画面は、市場の6局面を表しています。

「チャート形状銘柄検索ツール」の6局面(左下から反時計回り)

  • 下落ストップ(右下)
  • リバウンド(右真ん中)
  • 上昇(右上)
  • 上昇ストップ(左上)
  • 調整局面(左真ん中)
  • 下落(左下)

市場サイクルは、下落がストップすれば上昇し、上昇はいつかストップし、調整に入り、下落します。そして、いつか下落はストップし、また上昇へ向かいます。

「チャート形状銘柄検索ツール」画面はこれを一覧で見ることができ、25通りのチャートの下に表示されている赤い棒グラフが長く伸びているところが、現在の市場局面になります。
※上記の画像の場合は、上昇から上昇ストップの局面にあると言えます。

「チャート形状銘柄検索ツール」の市場局面に応じた戦略

各局面では、それぞれ取る戦略が異なります。それぞれの戦略は下記のようになります。

市場局面がリバウンドの場合の戦略(右真ん中)

  • 市場先行(すでに上がっている株をさらに上がると見込んで購入する※上昇?の銘柄等)
  • 市場連動(上昇している銘柄を購入する※リバウンド中の銘柄等)
  • 出遅れ(上昇が出遅れている銘柄を購入する※下落ストップ近辺の銘柄等)

市場局面が上昇(右上)の場合に取る戦略。

  • 市場連動(上昇?等の銘柄)
  • 出遅れ(下落ストップ等の銘柄)
  • 上昇が止まった銘柄は売りも有効

市場局面が上昇ストップ(左上)の場合に取る戦略。

  • 市場局面が上昇ストップ中だと出遅れ銘柄を買ってもなかなか上がらない
  • 買いは厳しい局面なので、待ちが有効
  • 買いポジションは持たずに、落としていく
  • 基本は売り

市場動向が調整(左真ん中)の場合に取る戦略。

  • どこまで下がるか分からないので、待ちが有効
  • 市場動向が調整なので、上昇や出遅れ銘柄も下がってしまう
  • 基本は売り

市場動向が下落(左下)の場合に取る戦略。

  • 基本は待ち
  • 調整と同じく、上昇や出遅れも基本的に上がるのを待った方がよい

市場動向が下落ストップ(右下)の場合に取る戦略。

  • 下落ストップになったら買いを入れていく

これが、市場局面に合わせた戦略です。市場が右側の上昇傾向であれば基本は買い、左側の下落傾向であれば基本は売り(または待ち)になります。

「チャート形状銘柄検索ツール」のチャートの形をクリックして銘柄を選定する

市場局面が下落ストップ(右下)の場合に取る戦略は「買い」ですが、「チャート形状銘柄検索ツール」を使ってさらに一歩踏み込んだ銘柄選定ができます。

その方法を紹介していきます。まず「チャート形状銘柄検索ツール」の「下落ストップ」をクリックします。

表示された画面のミニ一覧から「長短トレンド」に切り替えます。「長短トレンド」にすることで、中長期チャートを表示することができます。

中長期チャートを表示することで、中長期的には上昇中だけど、直近(短期)は調整しているという銘柄を見つけ出すことができます。

そして、これらのパターンのものを集めてウォッチリストに入れておき、テクニカル分析などで「下降トレンドラインを上抜けたら買い」としておきます。

こうすれば、初心者でも比較的簡単に銘柄選定ができます。

「チャート形状銘柄検索ツール」の参考動画

記事作成にあたり、参考にした動画はこちらのSBI証券が提供している動画です。音声が聞きとりにくいところがあります。

まとめ:初心者でも簡単に銘柄選択できる

楽天証券にもチャート形状から銘柄を選ぶことができるツールがありますが、「長短トレンド」を見ることができないので利便性ではやや劣っています。

SBI証券の「チャート形状銘柄検索ツール」は「長短トレンド」から銘柄選定もできるので便利です。

※これで必ず勝てるというわけではありません。

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