日経平均が上がりやすい月・下がりやすい月

日経平均が上がりやすい月はいつ?

日経平均は、日本経済新聞社が東証1部に上場する企業の中から業種などを考慮して選んだ225社の平均株価です。

日経平均が上がっていれば「多くの企業の株価が値上りしている」と考えることができ、逆に日経平均が下がっていれば「多くの企業の株価が値下りしている」という見方ができます。

日経平均は市場の動きを見るための指標ですが、つれ高(つれだか)という言葉があるように、日経平均が上がると他の株もつられて上昇する傾向があります。

そこで、日経平均はどの月で上がりやすいのか、下がりやすいのかを騰落率から算出してみました。

「どの月に購入すればよいか」、また「どの月では手仕舞いするか」という目安を付けることができます。

目次

騰落率から上がりやすい月を算出

2000~2020年までの日経平均の終値を使って、各月の騰落率(%)を計算し、月ごとの騰落率の平均を出しました。

騰落率は、ある期間の始めと終わりとで、どのくらい価格が変化したかを表す割合です。100円が110円になれば騰落率は10%上昇、100円が90円になれば騰落率は10%下落になります。

各月の騰落率(%)はプラスであれば上昇、マイナスであれば下落を表しています。

下記の算出した一覧を見ると、上昇しやすい月は「4月」「11月」「12月」。下がりやすい月は「1月」「7月」「8月」となっています。

スクロールできます

※騰落率は(%)表示で数値は四捨五入しています。
日経平均プロフィルのデータを集計しています。

個別の騰落率の上昇トップは、2013年4月の14.22%で、黒田体制下で初の日銀金融政策決定会合が行われ、新たな「量的・質的金融緩和」の方針が好感され上昇しています。

下落トップは、2008年10月の-24.55%でリーマン・ショックが原因です。

上がりやすい月・下がりやすい月から計画を練る

上がりやすいのは4月、11月、12月なので、その前の月に仕込んで売却すれば利益が出やすくなります。

逆に下がりやすいのは1月、7月、8月になっています。下げる前に持ち株を売却して資金確保を心がければ、「買いたい株あったのに資金がない」といったことを減らすことができます。

日経平均が上がりやすい月・下がりやすい月:まとめ

その年によって変動するので、鵜呑みにはできません。2020年は夏枯れ相場といわれる8月に4.25%も上がっています。

全ての株が日経平均と連動するわけではないのですが、プライム・スタンダード市場の大型株を狙うと日経平均と同じ動きをしやすいです。

「節分天井・彼岸底」、「Sell in May(セルインメイ)」、「夏枯れ相場」という相場格言や用語と同じように、あくまで目安として使いつつ、ニュースなどで適宜動向を把握することが大切です。

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