結論からいうと、アービトラージという方法で取引所間で取引が行われているからです。
ビットコインにおけるアービトラージ(裁定取引)は、価格差が生じている取引所間で取引を行い利益を獲得する取引のこと。
機関投資家などが、リスクを低くしながら利ざやを稼ぐ際に利用します。
実際のビットコインの取引は、その取引所内でのみしか行われていません。表示されているビットコインの価格は、その取引所のサーバーデータです。また、取引している相手は、全世界の人ではなく、その取引所に登録しているユーザーと取引しています。
そのため、各取引所毎に価格差が生じてきます。
2018/9/29:16時17分頃の価格は下記の通りです。
bitFlyer | 738,757円 |
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Zaif | 724,705円 |
Coincheck | 739,288円 |
Fisco | 737,260円 |
Quoinex | 739,140円 |
Zaifは他の取引所と比べて大きく価格が違います。
なぜ、Zaifだけ価格が違うのか・・・。これはアービトラージができないからです。
現在、ハッキング事件があったため出金が停止されています。そのためアービトラージができず、価格が維持できない状態になっています。
出金が解除されると価格は他の取引所に近づいていくと考えられます。
現在、出金は停止されていますが、入金は可能となっています。
これは、出金開放された瞬間に、その開放時価格でアービトラージだけはできるようにしているのかもしれません。もし、出金停止しているにも関わらず、価格が他の取引所に近づいてくるようであれば、誰かが操作していると考えられます。
なお、Fiscoも他の取引所に比べて価格が低いのですが、考えられるのは、無料だった取引手数料が有料になったり、Zaifと同じシステムを利用していたなどの悪材料のため、取引数やユーザー数が減り価格が下がったのかもしれません。
Fiscoでアービトラージをすれば、儲けることもできそうです。
ただし、出金手数料、売買手数料がかかるため、1BTCではそれほど大きな利益はでません。高額で取引する必要があります。