2020年、ビットコインの半減期まで後26日程度にせまってきています。
バイナンスのビットコイン半減期カウントダウンによると、今から約26日後が半減期となるため5月14日頃の予想になっています。
半減期ではマイナーの報酬が半分になり現在の12.5BTCから半分になって、6.25BTC(約475万円※1BTC=76万換算)になります。
マイナーにとってはかなりの痛手となるため、収益があがらないマイナーは撤退する可能性があります。そのため一時的にハッシュレートが下がるかもしれません。
前回のビットコイン半減期の動き
前回は「2016年7月9日」に半減期(上図赤矢印)をむかえました。振り返ってみると26日前あたり(上図青矢印)が上昇ピークで、その後下落して半減期あたり少し盛り返すといた動きをしています。
その後4年の時を経て現在(2020年)のビットコイン価格は7000ドルまで上昇しているので約10倍の価格になっています。
これは半減期による希少価値増大によるものなのか、多くの人の関心を引いたからなのか、はたまたどちらもなのか、どちらも関係ないのかは分かりませんが、価格はこの4年で大幅に上昇しました。
ビットコイン価格はどうなるのか
前回と同じ状況ではないので今回はどうなるか分かりません。また、CMEビットコイン先物決済が4月24にあるので、そこでボラティリティが高くなる可能性があります(CMESQ辺りは下げる)。
価格は「売る人より買う人が多ければ上がる(デイトレード本より)」のでそれだけを元にいくつかのシナリオを考えてみると・・・
■前回と同じ動きをすると考えた場合
- 前回と同じと考えるとそろそろ期待上げが終わる可能性がある。
- 一度下がって、半減期あたりでまた上げる。
- その後は下落。
- 落ち着いたら上昇していく。
■いいことだけを考えた場合
- ビットコインの希少性などの期待感が続く。
- 半減期あたりでピークになる。
- 下落。
- 落ち着いたら買戻し。
- さらに期待から上昇が続く。
■いやなことだけを考えた場合
- マイナーが収益があがらないので撤退。
- ビットコインネットワークが不安定になる。
- 企業がビットコインから撤退。
- 思ったよりあがらないので、個人も売り始める。
- すたれていく。
■その他
- アービトラージなどで価格が安定する。
- 多少のボラはあるものの安定した価格が続く。
まとめ
ビットコインFXをやっている人にとっては、価格が動きそうな半減期は気になる問題ですが、見ているだけの人は予想シナリオを自分たてて楽しむのがいいかも。
・前回を踏襲して一時下げ。
・半減期でちょい上げ。
・その後は去年と同じような価格の範囲で推移。
※1BTC=2万ドルは夢・・・
ちなみに、ビットコインに先立ち、ビットコインキャッシュ(BCH)が2020年4月8日に半減期をむかえましたが無風でした。その2カ月前あたりに価格がピークになっており、1ヶ月前あたりに出来高が急増しています。
また、ライトコイン(LTC)は前回半減期と同じような動きをして、半減期後は下落しました(ライトコイン半減期は2019年8月5日)。