初心者のためのPayPayポイント運用のコツ:ポイントを追加するタイミング・引き出すタイミング

PayPayポイント運用は、投資の疑似体験ができるサービスです。ポイントを運用して増やすことができます。

ですが、中には損してしまう人もいます。その原因のほとんどは「ポイントを追加するタイミング」や「引き出すタイミング」を知らないからです

そこで、この記事では、前半でPayPayポイント運用について「知っておくべきこと」を、後半では「追加・引き出すタイミング」について紹介します。

目次

PayPayポイント運用状況

自分のPayPayポイント運用状況について簡単に紹介しておきます(2023年1月時点)。

項目詳細
運用開始日2021年2月24日
運用益利益:+9,118
損失:-2,057
コースチャレンジコース
ツールTradingView・ニュースサイト全般
運用ポイント数約40,000ポイント

1)コース

コースは、「チャレンジ」コースを使っています。

理由は、少ないポイントでも、大きく稼げるからです。その反面、損する時も大きいく損する可能性もあります。そこで重要になるのが「これから上がる」というタイミングでポイントを追加することです。

「逆チャレンジ」コースにも挑戦しましたが失敗。ですが、よく考えれば回避できた失敗でした(参照:失敗事例)。

2)ツール

PayPayで提供しているチャートだけでは情報不足なので、外部ツールを使って、ポイントの追加や引き出すタイミングを確認しています。

利用しているツールは、チャートなどの基本的な機能が無料で使える「TradingView」です。このツールにインジケーターの「RSI」と「移動平均線」を追加して利用しています。

なお、「インジケーター」を追加するには、アカウント登録が必要になります。Googleアカウントを使って、簡単に登録できるので面倒ではありません。

TradingView(詳細はこちら)

3)運用ポイント数

2023年1月時点で、運用しているポイント数は約40,000です。獲得したポイントは全て運用に回しています。

ポイントは「使わない」に設定して自動追加はしていません。ここぞというところでポイント運用に追加しています。

運用するポイントは、ebookjapanで「鬼滅の刃のまとめ買い」をして付与されたポイントを使ったのが一番最初です。50%ポイント還元キャンペーンで7,000ポイント近く戻ってきました。

また、「マイナポイント」もPayPayで受け取って、運用に回しています。

この他、Visa LINE Payクレジットカードを使って付与されたLINEポイントも、PayPayポイントに交換して追加しています。

PayPayポイント運用について知っておくべきこと

PayPayポイント運用についていくつか知っておくべきことがあるので紹介しておきます。

1)元本割れのリスクがある

PayPayポイント運用は、元本割れのリスクがあります。つまり、「自分が投入したポイント総数よりも、減ってしまう可能性がある」ということです。

引き出さなければ、ポイントは減りませんが、マイナスがずっと表示されるので、もやもやした気持ちになってしまうかもしれません。

できるだけ元本割れしないように、ポイントを追加することが重要です。

2)手数料がかかる

PayPayポイント運用は、ポイントを追加する時に手数料がかかります。 「スプレッド」とかっこよく書かれていますが、手数料のことです。

追加額が1回100円未満であれば、手数料はかかりませんが、100円以上追加する場合は、追加した額の1%が手数料として差し引かれます。自動追加の時も手数料がかかります。

なので、100円以上追加して運用開始する場合は、マイナススタートになります。

3)コースは特定の商品の値動き(指数)と連動している

PayPayポイント運用の各コースは、機械でランダムに動かしているのではなく、特定の商品の値動きに連動しています。

チャレンジコースであれば「DIREXION S&P 500 3X(SPXL)」です。

つまり、DIREXION S&P 500 3X(SPXL)の値動きを見れば、チャレンジコースの値動きを予想できるということです。

4)複利はない

複利とは、運用で得た収益を元本に追加して再投資することです。

PayPayポイント運用は複利ではありません。利益がでているタイミングで引き出して、利益を確定しましょう。

5)ナンピンができる

ナンピンとは、元本割れ(下落)した時に、購入単価を平均化するために、新たにポイントを追加することです。

例えば、40,000ポイント(a)を追加した後に-10,000下落したので、ここで30,000ポイント(b)追加しておきます。もし、運よく+5,000上昇した場合、(a)はまだ-5,000ですが(b)は+5,000となり、トータルでプラスマイナスゼロになります。

これと同じようなことが、PayPayポイント運用でも可能です。

ただし、ナンピンは、値上がりする前提で購入しますが、必ずしも値上がりするとは限りません。さらに下落すると、マイナス幅を広げるだけになります。また、利益が出ている時に追加してしまうと、利益を薄める可能性もあります。

このように、ナンピンは可能ですが、追加するタイミングや追加額に注意が必要です。

PayPayポイントを追加・引き出すタイミング

一通り理解したところで、実際にPayPayポイントを追加・引き出すタイミングについて説明していきます。

TradingViewで下記の2つを使います(どっちかではなく、2つを組み合わせて使います)。

  • 1)RSI
  • 2)トレンド

1)RSIを確認する

TradingViewにRSIを追加するところから説明していきます。

TradingViewにアクセスして、メニューの「プロダクト」>「チャート」をクリック。

チャート画面が開いたら、シンボル部分をクリックして、検索欄に「SPXL」と入力します。表示された候補一覧から「Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares」をクリックして選択してください。

TradingViewのシンボルを変更する方法

次に「インジケータ―」をクリックして、検索欄に「RSI」と入力します。表示された候補一覧から「RSI(相対力指数)」をクリックして選択します。

TradingViewのインジケーターにRSIを追加する方法
TradingViewにRSIを追加する方法

RSIは、買われすぎ、売られすぎを表す指標です。

RSIが70以上になると買われすぎと言われ、その後は下落する可能性が高くなります。逆に30以下になると売られすぎと言われ、その後は上昇する傾向が高いです。

なぜ、買われすぎの後に下落するかというと、「もうこれ以上は買うものがない」ので売却して利益を確保しようとするからです。一方、売られすぎ後に上昇するのは、「もうこれ以上は売るものがないので、そろそろ買うか」という理由からです。

これをふまえて、追加と引き出すタイミングを決めると下記のようになります。

  • RSI30以下なら「ポイントを追加する」
  • RSI70以上なら「ポイントを引き出す」
RSIを使ったPayPayポイントの追加・引き出すタイミング

ただし、グラフを見れば分かる通り、RSIが30や70になるタイミングは、数カ月に1回程度です。

RSIによる追加や引き出すタイミングは、チャートの期間を変更することで増やせます。メニューにある「日」をクリックすると変更可能です。

TradingViewでチャートの間隔を変更する方法

例えば、1時間に設定すると、RSI30や70のラインが約1カ月程度になります。ただし、あまり短い期間に設定すると、チャートをずっとみないといけなくなり、疲れてしまいます。

おすすめなのは、設定は「1日」のままで、トレンドと組み合わせて見る方法です。RSI40や60のラインでも追加のタイミングがでてきます。こうすれば、数カ月スパンで見ることができ、気が楽になります。

2)トレンドを確認する

「トレンド」には2種類あり、両者が入れ替わる中間をトレンド転換といいます。

  • 右肩上がりのチャートを「上昇トレンド」
  • 右肩下がりのチャートを「下落トレンド」

トレンドは、TradingViewに移動平均線を追加することで確認しやすくなります。

追加方法は「インジケータ―」をクリックして、検索欄に「SMA」と入力します。表示された候補一覧から「SMA(単純移動平均)」をクリックして選択してください。

TradingViewで移動平均線を追加する方法

上段のチャートに追加された「青い細い線グラフ」が移動平均線です。この線が「上向きなら上昇トレンド」、「下向きなら下落トレンド」になります。

トレンドを使った追加のタイミング判断

「チャレンジ」コースで、ポイントを追加するタイミングは「下落トレンドから、上昇トレンドに転換しそうな時」です。

RSIが30以上でもチャンスがでてきます。40あたりでトレンド転換が始まっていれば狙えます。

なお、上記の画像の最後の部分では、RSIが60近くあるのでポイント追加は要注意です。ここからRSIが70以上になる可能性も秘めていますが、焦らずに次のトレンド転換まで待って、RSIが40になってから拾った方が安全です。

トレンドを使った引き出しのタイミング判断

引き出しのタイミングは、追加のタイミングの逆です。

「上昇トレンドが下落トレンドに変わりそうな場合」は、ポイントを引き出しましょう。RSIが70以上でなくてもトレンド転換するので、60あたりになったら観察しておきましょう。

だましの上げや下げを回避する

下落トレンド中なのに、急に上げ始めて、慌てて買ってしまうと損する可能性があります。

RSIが30~40近辺まで下がってくると、チャンスと思って買いたくなりますが、下落トレンド中であれば「だまし」の上げになります。その後、下落する可能性があるので要注意です。

短期で狙うならいいと思います。その場合は短期に合わせて「日」メニューを1時間などに変更してRSIをチェックしましょう。

失敗事例

「逆チャレンジ」コースに挑戦して失敗した事例を紹介します。

「逆チャレンジ」コースは、下げている時に追加すれば、利益がでるコースです。チャレンジコースとは真逆の性質をもっています。

失敗した理由は、チャートを確認せず、「なぜここで?」というようなタイミングで追加したからです。

追加したのは、下記画像の「①」のところです。

一時的な「だまし」のような下げで「逆チャレンジ」をしてしまいました。上昇トレンド中なので、どう考えても「チャレンジ」コースのポイント追加タイミングです。

別の株式アプリで、もう一段下がるような動きをしていたので、「うまくいけば稼げるかも」という気持ちだけで追加してしまいました。

この時は、これ以上持っていても損失が大きくなるだけなので、損切(引き出し)して、チャレンジコースにポイントを入れなおしました。

1)米CPI発表でリベンジ達成

2023年2月14日、1月の米CPIが発表され、前年比で「6.4%上昇」となり、予想を上回ってしまい、利上げ観測が広がりました。

金利が上昇すれば、株価は下落する傾向にあるので、PayPayポイント運用で「逆チャレンジ」に全ポイント投入。その結果、約1,000ポイント獲得できました(米国時間で午前は下げていましたが、午後は戻していたので、早めに利食いしてよかった)。

まとめ:初心者のためのPayPayポイント運用のコツ

以上、PayPayポイント運用の基本知識、ポイントを追加するタイミング、引き出すタイミングについて紹介しました。

失敗事例からも分かるように、ポイントとはいえ、なんとなくで追加してしまうと損してしまいます。稼ぎたいのであれば、TradingViewで「追加するタイミング」と「引き出すタイミング」を確認しましょう。

RSIだけでなく、トレンドと合わせてみることで、タイミングの精度があがります。また、どういうニュースで、対象コースが「上昇しやすいか、下落しやすいか」を把握しておけば、タイミングを掴みやすくなります。

※紹介した方法は比較的成功しやすいパターンですが、必ずしも成功するというわけではありません。

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