実際に「COMPASS(コンパス)」を購入して使ってみました。
COMPASS(コンパス)は「キーワード選定」「順位チェック」「URL解析」が使えるツールです。
購入ページが「あやしいトップページ」なので躊躇してしまいますが、この手のツールにはめずらしく「買い切りタイプのSEOツール」です。
実際どうなのか、購入して使ってみた感想を紹介します。気になっている人がいれば参考にしてください。
COMPASS(コンパス)は本当に使える?
ここは、一番気になることですよね。
個人的には使えるツールだと思います。新規記事を投稿した後の「順位チェック」や「記事を書く時のキーワード選定」で使っています。
「キーワード選定」で使う場合は、注意する点があります(後述)。使える機能から順番に紹介していきます。
COMPASS(コンパス)でできること
有料SEOツール「COMPASS(コンパス)」で主にできることは下記の3つです。
- 【機能1】キーワード選定・競合分析
- 【機能2】検索順位チェック
- 【機能3】URL解析
「検索順位チェック」と「キーワード選定」が、この買い切りツール一つでできるのは便利です。
【機能1】キーワード選定・競合分析
関連キーワードを抽出して、そのキーワードがどのくらいの記事で使われているか、また、そのキーワードを使っている競合を確認できます。
COMPASS(コンパス)は、検索順位のチェックだけでなく、「キーワード選定・競合分析」も使えるのが大きなメリットです。
競合の総被リンク数やページランク・ドメインの強さを確認できます(下記画像参照)。
この機能のメリットは、「競合が使っているキーワードを避けて、ブルーオーシャンキーワードを探すことができる」という点です。
キーワード検索であれば、無料で使える「ラッコキーワード(旧:関連キーワードツール(仮名・β版))」がありますが、どのキーワードにどれくらいの競合がいるかは分かりません。
それが分からないまま、ただ抽出したキーワードを使って記事を書いても「全然上位に表示されない・・・」ということが起きます。
COMPASS(コンパス)を使えば、自分が書こうとしている「キーワード」に「どのくらいの競合がいるか、またその競合の強さ」が分かるので、どのキーワードで記事を書けば上位表示されやすいか、逆にどのキーワードは上位表示が難しいかが分かります。
よく100~1000impのキーワードを記事にするとよいと言われますが、COMPASS(コンパス)には「月間検索数」を自動で取得する機能はないのでGoogleAdWrodsで補うとキーワード選定効率が高まります。下記画像の「月間検索数・CPC関連」はGoogleAdWordsから読み込んだものです。
ただし、この「キーワード選定」だけを目的でCOMPASS(コンパス)を購入すると、期待はずれになります。
理由は、この機能は「MOZ-API(無料版)」を使っているので、利用回数上限にひっかかると分析できなくなってしまうからです。
MOZ-APIの認証キーは、基本的に自分で取得したものを登録して使います。利用上限に達してしまった場合に備えて、COMPASSで用意している予備を使うこともできますが、分析速度は「激遅」になります。
ただし、APIを利用している項目(実被リンク以降の項目)は表示されなくなります。

「キーワード選定」を使う場合は、必要以外はMOZ-APIをオフにして、GoogleAdWordsで抽出したデータを使えば効率よく分析できます。
【機能2】検索順位チェック
指定したキーワードに対して、自分のサイトが「検索何番目に表示されているか」を確認できる機能です。COMPASS(コンパス)でメインで使う機能です。
PC順位だけでなく、スマホ順位も確認でき、順位履歴(ヒストリー)を線グラフで見ることもできるので変動も一目でわかります。
類似の検索順位チェックツールといえば、
- GRC
- Rank Tracker
が有名です。が・・・使うと分かりますが基本的にはどちらも課金しないと、機能を十分に体験できません。
GRCには無料版がありますが、検索順位をチェックできるキーワードが10個なので、新しく投稿した記事のキーワードを次々登録してチェックするのは難しいです。
また、Rank Trackerの無料版では、順位チェックのために入力した情報を保存できないので、起動するたびに設定とキーワードの再入力が必要になります。こちらは無料版を継続して利用するのはほぼ不可能です。
その点、COMPASS(コンパス)は買い切りで、サイトもキーワードも登録制限なく使うことができます。
COMPASS(コンパス)で対応している検索エンジンは、GoogleとYahooのみでBingには対応していませんが、ほとんどの流入はこの2つの検索エンジンからなので問題ないと思います。
COMPASS(コンパス)のデメリットは、他のツールに比べて、分析にやや時間がかかる点です。500以上のキーワードになると結構時間がかかってきます。
なお、「検索順位チェック」はMOZ-APIを利用していないので、MOZ-APIの利用制限がかかっていても使えます。
【機能3】URL解析
URL解析は、特定のURLを入力して被リンク数などを解析できる機能です。
自分のサイトのURLを入力して解析すれば、MOZのAPIの機能で自分のドメインパワー(Domain Authority)が分かります。
また、競合サイトのURLを入力すれば、
URL解析を使ってみよう!
あーこのサイト被リンク多いな・・・って自作自演じゃん」
というのが分かる機能です。
それほど重点的に使う機能ではないのですが、たまに使うと面白いです。
「URL解析」はMOZ-APIを使っているので、使い過ぎるとMOZ-APIの利用制限にひっかかってしまいます。
COMPASS(コンパス)の販売価格
COMPASS(コンパス)販売価格についてです。
順位チェックツール機能を「COMPASS」「GRC」「Rank Tracker」と比較した一覧です。
COMPASS | GRC (無料版) |
GRC (ベーシック) |
Rank Tracker (プロフェッショナル) |
|
価格 | 8,778円 (買い切り) |
無料 | 495円/月 4,950円/年 |
149ドル/年 (16,241円/年※109円換算) |
検索エンジン | ・Google ・Yahoo |
・Google ・Yahoo ・Bing |
・Google ・Yahoo ・Bing |
・Google ・Yahoo ・Bing ・その他多数 |
キーワード | 無制限 | 10 | 500 | 無制限 |
サイト | 無制限 | 3 | 5 | 無制限 |
GRC(無料版)と比較した場合
GRC(無料版)は、登録できるキーワード数が少ないのですが、がんばれば使うことは可能です。
ただ、結局はキーワードの切り替えが面倒になって、GRC(ベーシック)を月または年で契約して利用することになると思います。
登録できるキーワードが少ないと、新しく書いた記事の効果測定ができないというのがデメリットです。
Rank Trackerと比較した場合
Rank Tracker無料版は初期設定さえ保存できないので、基本的に課金しないと使えないツールです。かといって、年間149ドルを払う気にもなかなかなれません。
機能的にはRank Trackerはかなり優秀だと思いますが、個人で使うには価格がかなりネックになります。
COMPASS(コンパス)の費用対効果は?
一方、「COMPASS(コンパス)」は買い切りの「8,778円」です。初期費用はGRC年払いの2倍ですが、3年以上継続して使うのであればCOMPASS(コンパス)の方が費用対効果は高くなります。
検索順位チェックツールのような継続利用するツールは、月額課金よりも買い切りの方がお得なのは言うまでもありません。
また、GoogleやYahooで仕様変更があった場合や、問題点や改善点が発生した時のバージョンアップも無料なので長期利用でも安心です。
COMPASS(コンパス)導入は大変!?
COMPASS(コンパス)は、導入までが少し大変かもしれません。
ただし、詳しい導入マニュアルがあるのでそれに沿って作業を進めれば初めての人で導入可能だと思います。
大まかな導入フロー
- JAVAプログラムインストール(インストールしてない場合)
- ライセンス登録
- COMPASS(コンパス)インストール
- MOZアカウント作成(API情報取得)
COMPASS(コンパス)ダイジェスト動画
【結論】COMPASS(コンパス)はおすすめ
COMPASS(コンパス)は「買い切り」なので、月額料金が発生しないという点がおすすめです。
初期費用は他よりかかりますが、長く使えば費用対効果は高くなっていきます。
機能的には、新しく記事を投稿した時にキーワード登録して、記事の順位を確認する「順位チェック機能」の利用がメインになります。
さらにGoogleAdWordsから抽出したキーワードで「キーワード選定(MOZ-APIはオフにする)」を使って競合が少ないキーワードを見つければ、記事作成時間を節約できます。
基本的な利用は「順位チェック機能」を使った効果測定で、「キーワード選定」はオプションと思っておけば満足できツールです。
また、COMPASS(コンパス)とは別に、無料で「初心者向けのアフィリエイト稼ぎ方特典」が付いてきます(特典は変わるかもしれません)。