CMEの建玉明細グラフによるビットコイン先物状況|20200317

CMEが提供している建玉明細(COT/Commitments of Traders)ツールを使ってビットコイン先物のデータを確認。
2020年3月17日までの集計データです。
※()内の数値は前回の3月10日の集計データです。

■オープンインタレスト
3月17日時点のオープンインタレストは、「4474(4368)」です。

<オープンインタレストについて知りたい場合>
先物の指標、オープンインタレストで投資家の動きが推測できる

■ディーラーポジション
ロングポジション数は、「336(65)」。
ショートポジション数は、「0(41)」。
※ショートが0。ロング一択。

■機関投資家ポジション
ロングポジション数は、「101(115)」。
ショートポジション数は、「465(362)」。
※ショートがロングの4倍以上。

■レバレッジファンドポジション
ロングポジション数は、「1869(1421)」。
ショートポジション数は、「2907(3002)」。
※ロングがやや増加。ショートが減少しロングの2倍以下。

■その他の報告義務のある投資家ポジション
ロングポジション数は、「584(783)」。
ショートポジション数は、「504(25)」。
※ロングが減、ショートが増加。

■報告義務なし投資家ポジション
ロングポジション数は、「1481(1490)」。
ショートポジション数は、「495(444)」。
※どちらもほぼ変わらず。

CMCビットコイン価格動向

3月14日~3月21日までのビットコイン価格。
CoinMarketCapを見ると5,590ドルから6,169ドルまで上昇。
3月16日に4,612ドルまで下落、3月20日には6,825ドルまで上昇。現在は6,169ドル近辺。
ビットコインドミナンスは65.2%(63.6%)。

ビットコイン価格動向とCMEビットコイン先物比較

16日に一回底を目指してからの上昇。

「ディーラー」がかなりとがったポジション取りでショート0のロング一択のみ。17日時点のポジションなのでかなり有利。

今回は「機関投資家」が17日時点でショートポジション数がロングの4倍以上なのでやっちゃった感が強い。かなり不利。

その他の報告義務のある投資家は、ここでショートが増えているのでヘッジなら出遅れてる。

3月27日にはCMEビットコイン先物SQがあるので、ボラティリティに注意したほうがよさげ。

【CMEのCOTについて】
各取引機関から毎週火曜日の取引終了後(水曜日まで)に報告されたポジションなどの情報を集計して、毎週金曜日の午後(日本時間の土曜日5時頃)の取引終了後に公表しています。
※そのため1週間程度遅れたデータを見ている点に注意が必要です。

参考:CMEのCOTグラフCoinMarketCap(ビットコイン)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次