おそらくこの記事にたどり着いた人は、アフィリエイトやアドセンスをやっているけど、なかなか稼げていない人ではないかと思います。
もしくは、同じ時期にはじめた人が収益を上げ始めているのに、自分だけ全然収益が上がらなくて、焦りを感じはじめているなど。
記事を書いて、「全然収益が上がらない」ままだと、さすがに嫌になってしまいますよね。
でも、稼げる人がいるということは、稼げていない人には何かしらの原因があるはずです。
この記事では、稼げない人の原因を調べて、どのように対策したらよいかを解説していきます。
アフィリエイトで稼げる人がいるのに、なぜ自分は稼げないのか?
アフィリエイトで稼げない人は必ず稼げない原因があります。稼げない原因を3つに分けて、それぞれの主な特徴を解説します。
アフィリエイトで稼げない原因3つ
- 稼げない原因が記事にある場合
- 稼げない原因が広告にある場合
- 稼げない原因がSEOにある場合
対策については、記事後半で解説していくので、まずは自分の稼げない原因について確認してみましょう。
稼げない原因が記事にある場合
稼げない原因が記事にある場合の特徴の一つは、「自分が書きたいものを書いている」場合です。
自分の日常生活のあれこれ記事、数行しか書いていないメモや趣味、日記などは、内容がおもしろければ、読んでくれる人はいるかもしれませんが、収益につなげるのは難しいです。
自分の書きたいものを書いて稼げるのは、芸能人やインフルエンサーなど、知名度がある人です。知名度がある人は「知名度=信頼性」なので、書きたいことを書いてもブログが成り立ちます。
もう一つ考えられる原因が、「誰かの悩みを解決してるつもり」の場合です。
ブログを書くにあたって「ユーザーの悩みを解決すること」が大切だということは多くの人が理解しています。
でも、実際には、「過激なタイトルで引き付けているだけ」、「タイトルと内容が一致していない」、「内容がうすくて問題を解決していない」といった、ユーザーの悩みを解決してるつもりになっている場合のことです。
最初の2つは論外ですが、意外とひっかかってしまうのが3番目です。
知識がないまま、にわか仕込みで記事を書くと、ユーザーの悩みを解決できない記事ができてしまうことがあります。
稼げない原因が広告にある場合
稼げない原因が広告にある場合の一つは、「サイト内容と広告があっていない」場合です。
たとえば、WordPressのサイトなのに、単価が高いからといってダイエットの広告をはっても、見向きもされません。
WordPressサイトなら「WordPressテーマ広告」がありますが、WordPressというキーワードでは範囲が広すぎるので、テーマ広告が最適とは言えません。
もう一つが、「競合が多いジャンルを選んでいる」場合です。
競合がひしめき合っているジャンルに、後から記事を投稿しても、よほど光るものがないかぎり、収益を上げるのは難しいのが現状です。
たとえば、「クレジットカード」、「転職」などの単価が高い広告は、競合がすでに記事を投入しています。
このようなジャンルで最初から戦おうとすると、とても不利です。
稼げない原因がSEOにある場合
稼げない原因がSEOにある場合とは「キーワードを選べていない」ということです。
SNS(ツイッター等)をやっていない場合は、基本的に検索からサイトへアクセスしてもらうことになります。
この時、キーワードを正しく選べていないと、競合ひしめくキーワードで戦っていたり、アクセスを見込めないキーワードで記事を書いてしまうことになります。
なかなか稼げないのは、「記事」「広告」「キーワード」「ユーザー」といった要素の相互関連を理解せずに、「とにかく、記事を書いてどうにかしよう」としている可能性があります。
稼げない人に共通する特徴とは?
上記の原因から、稼げない人には、ある共通する特徴があります。
それは、「ターゲットが絞れていない」ということです。
稼げている人は、ターゲットが明確で、ターゲット向けの広告を提供しています。
例えば、「アフィリエイト」であれば、ツイッター名に「月収○万円」というようなタグを付けて、ターゲットを絞って集客し、「ブログを見れば、自分も稼げるかも」というユーザーの欲求を満たす記事を提供しています。
そして、その記事に適切なアフィリエイト広告をはって稼いでいます。
つまり、稼げる人のブログは、ターゲットが絞り込まれていて、そこに適切な広告をはっているので稼げるのです。
ターゲット選定のやり方
アフィリエイトで稼ぐためには、このターゲット選定がとても重要になります。
そして、これが「ウェブマーケティング」という部分です。
めんどくさいのですが、比較的簡単にターゲットを選定する方法があります。
それが、「広告から選ぶ」方法です。
広告から選ぶ理由は、どんなにキーワードを選んでも、そこにはる広告がなければ稼げないからです。
この「広告選定」が後々全てに関係してくるので、自分が得意・興味がある事に関連する広告をしらみつぶしに、徹底的に探しましょう。
ここで時間をかけて、しっかり選定した方が記事作成がやりやすくなります。
一つのASPでみつからない場合は、複数のASPに登録して探すといいです。
広告を見つけたらやること
「これだ!」という広告を見つけたら、見つけた広告で記事が書けるか想像してみます。
想像できない場合は、「関連キーワード取得ツール」を使います。
選んだ広告に関係するビックワードを「関連キーワード取得ツール」で検索します。
でてきたリストの「Googleサジェスト」の部分は、検索ニーズがあるキーワードなので、基本的にこのキーワードを使って記事を書いていきます。
ただし、どれくらい検索数があって、競合はどうなのかを調べるために自分でGoogle検索してみましょう。
※表示されたキーワードをクリックするとGoogle検索が表示されます。
検索結果では、検索数と上位に表示されているブログがどこのブログか(企業・個人・サイトの強さなど)を調べます。
※MozBarでサイトの強さを調べることができます。
検索数が極端に少ない場合は、見向きもされないキーワードかもしれないので、10,000以上の検索数を目安に競合が少ないキーワードを選びます。
検索結果上位に、強いサイトが多い場合は、「関連キーワード取得ツール」で出てきたロングテールキーワードを「関連キーワード取得ツール」で再検索してみます。
再検索で出てきた「Googleサジェスト」のキーワードを、自分でGoogle検索して、さっきよりも検索数は減ってしまいますが、強い競合が減っていませんか?
こういうキーワードの中から、さらにユーザーの悩みを解決できそうなキーワードをピックアップして記事を書いていきます。
「広告選び」からはじめることで、「ターゲット」を意識した「キーワード」選びまでの一連の流れを、無理なくつくることができます。
広告選びからキーワード選びまでの具体例
具体的に「中小企業診断士」という資格を使ってやってみます。
【広告から調べる】
「中小企業診断士」に関する広告があるのかどうかを調べてみると、ASPには広告があります。
では、「中小企業診断士」でどういうブログを書けばよいのでしょうか?
【関連キーワード取得ツールで検索】
「関連キーワード取得ツール」で「中小企業診断士」と検索してみます。
「中小企業診断士」だけだと、TACやユーキャンなど競合が上位に表示されているので、「中小企業診断士 独学」で再検索してみます。
Google検索した結果を見てみると、TACやユーキャンといった大手がきえて、個人ブログがメインになってきました。
MozBarで上位表示されているサイトのPAやDAをチェックしても1桁台が多くなっています。
こういうところで勝負すれば、「ブログの書くテクニック」で十分勝てる可能性があります。
そして、ここからが記事作成・量産の本番です。
「Googleサジェスト」にでているキーワード全てで記事を作成して、上位表示を狙っていきます。
手探りでとりあえず100記事作成するよりも、フローが明確なので、取り組みやすいと思います。
※「中小企業診断士」はあくまで例です。
稼げない原因に対する対策
広告からの「ターゲット選定」が分かったところで、前述の稼げない原因に対する対策も書いておきます。
信頼性がないのに「書きたいこと」を書いていませんか?
「稼げること」と「書きたいこと」は根本が違います。稼ぐためには、ターゲットを選定して、稼ぐための記事作成が必要です。
「専門性に欠けている」記事を書いていませんか?
この「専門性に欠けている」という部分は、信頼性にも関係してきます。
対策としては基本的に「勉強する」しかありません。
小学校のテストで勉強しないで100点とれた人はあまりいないと思います。それと同じで、知らないこと、分からないことは勉強するしかありません。
勉強方法には「他の参考になるサイトを見て勉強をする」、「本を買って勉強する」などがあります。
勉強したら、知識がない時に書いた記事をリライトしましょう。専門性・信頼性のある記事(質の高い記事)にしていくために必要が作業です。
「もう、勉強したくない」という場合は、専門性を必要としないキーワードで記事を書く方法もあります。
例えば、「galaxy バックアップ できない」とういうようなキーワードです。これなら専門性よりも、実体験や調査で記事を書くことができます。
しかし、キーワードを先に選んでしまうと、アフィリエイト広告がない場合もあるので注意が必要です。
アフィリエイト広告がない場合は、アドセンス広告でもよいかもしれません。
サイトにあった適切な広告をはっていますか?
これも「広告選び」からはじめれば、ずれが少なくなります。
前の例であげたWordPressというサイトで「テーマ広告」をはるのが適切ではない理由は、WordPressというキーワードには「プログラミング」などいろいろなロングテールキーワードが含まれているからです。
もし、「テーマ広告」をはるなら、ターゲットを絞り込んだWordPressの「はじめかた」「おすすめテーマ」「効果が見込めるテーマ」といったキーワードを絞った記事を作成して、そこにはったほうが効果が見込めます。
競合が多いジャンルを選んでいませんか?
競合ひしめきあっているジャンルは、基本的に避けた方がいいと思いますが、全く勝ち目がないわけではありません。
その方法とは、「ロングテールキーワード」を使った戦略です。
例えば、「iphone」というキーワードで勝負しようとすると、上位表示は難しいです。
でも、「iphone バックアップ itunes できない」というように、ユーザーの悩みを解決するロングテールキーワードまで落としこむと、書き方や内容によっては上位表示できる可能性があります。
ただし、超ビックワードは、すでにロングテールキーワードまで競合が記事を書いているので、費用対効果はとても悪いです。
では、どこを狙うかというと、例えば「xperia」です。「iphone」よりは競合が減ります。
新機種が出た時に、その機種に関するユーザーのお悩み解決記事を網羅して投入できれば、上位に食い込める可能性があります。
※xperiaもすでに競合が多いので、あくまで例えの話です。
ただし、キーワードありきでブログを作ると、後から「どのような広告をのせたらよいか」悩むので注意しましょう。
記事を適切なキーワードで書けていますか?
キーワード選定ができていないのは「ターゲット」が決まっていないからです。まず、ターゲットを決めましょう。
ターゲットが決まったら「関連キーワード取得ツール」でキーワードを調べて、「広告」と「記事」と「ユーザーの悩み」を結びつけて記事を書きましょう。
まとめ
多くの人が「ターゲットを決めないとダメ」というところまでは、なんとなくわかっていると思います。
「じゃあどうやってターゲットを決めればいいのか」、「そのターゲットに向けてどうやって記事を書けばいいのか」という部分で、挫折してしまいます。
「広告探し」から始めれば、その後のキーワード選定や記事作成が、比較的簡単になります。
広告を探しは、A8.net以外にも、もしもアフィリエイト
、アクセストレード
、afb、Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイトなどいろいろなところから探してみましょう。
Amazonアソシエイトなら、Cookieが使えるので、クリックさえしてもらえれば、別の商品購入でも収益になるのでおすすめです。
もし、広告探しが面倒で、キーワードの方が簡単に思いつく人は、キーワードから広告検索をしてもいいと思います。
これといった正解はなく、慣れみたいなものもあると思うので、自分にあったやりやすい順ですすめていきましょう。
以上、なかなか稼げない人の参考になればうれしいです。